最も大きな遺品と言えるのが、故人が住んでいた家、家屋です。家主の死後、誰も住んでいない空き家が多く存在することが、この高齢化社会日本のひとつの問題点となっています。そんな家屋の整理方法とはどのような方法なのでしょうか。

 

空き家

 

遺品として遺った家屋。空き家は高齢化社会日本の深刻な問題点

 

高齢化社会が進んでいる日本では、核家族化も進み、老夫婦のみ、または伴侶を先に亡くした高齢者の一人暮らしが増加しています。

 

中には、誰にも気づかれず亡くなっており、死後数日経って見つかるなどの痛ましいニュースも聞こえてきます。そんな中、このような問題が多く発生しているそうです。それは空き家問題です。

 

実家の家や土地、最大の「遺品」に 放置で空き家化も」(NIKKEI STYLEより)

 

現在の日本では、家主が亡くなった後、遺品として遺った家屋が空き家化してしまうことが問題となっているのです。

 

家屋だけでなく、家屋が建っている土地も放置されたまま。このような状態が続くことで、景観の悪化、まわりの住居への衛生環境の悪化犯罪率や治安の悪化家屋が老朽化し危険など、さまざまな問題が発生してしまいます。

 

なぜ空き家が増えるのか。遺品として遺された場合の方法とは

 

このように空き家が増加した原因として、考えられるのはこのようなものです。

 

  • 子供たちは就職などで家を離れ、すでに自分たちの住居を構えているため不要
  • 家や土地を受け取ることでかかる税金の支払いが負担
  • 相続後空き家のまま放置しておくことで行政から指導を受けることがある

 

空き家の増加を懸念し、「空き家対策特別措置法」が施行されました。撤去命令などが出た場合、その撤去費用が負担となりかねないことも原因のひとつとして考えられます。

 

どのように整理すればいいのか

 

家や土地を整理する場合、それは法律にのっとって行う必要があることを念頭に入れておきましょう。

 

家や土地を相続する場合
  1. 不動産の名義変更(相続登記)を行う
  2. 固定資産税(固定資産税の評価額×標準税率の1.4%)年4回に分け納税
  3. 3000万円以上の不動産であれば、相続税を現金一括で支払う(相続税の税率は国税庁公式HPへ)

 

家や土地を相続しない場合、または売却する場合
  • 相続しない・・・家庭裁判所へ相続放棄の申立を行う
  • 売却する・・・名義変更(相続登記)後、売却する

 

相続を放棄した後、誰も相続しようという人が表れなかった場合は、国庫に帰属し、国のものとなります。